イヴの時間act02SAMMY
未来、たぶん日本。
”ロボット”が実用化されて久しく、
”人間型ロボット”が実用化されて間もない時代。
という前文から始まるニコニコ公式のアニメチャンネル。
失礼だが、公式動画の割には面白いし伸びている。
はてな界隈では、DVDの販売とか商業的な流れの議論も多いかな、という印象。
DVD枚数限定発売なんだね。こういうのデータ販売にしたらどうなんだろう…と思う。
見た目がかなり人間に近いアンドロイドが実用化されて、いろいろな場面で使われているけれど、いまひとつ社会的には受け入れられてないという世界。
キーワードは、「ドリ系」
人型ロボットに精神的に依存してしまう、ロボットに好意以上の感情を抱いてしまう人間のことを言う。
そんなもんドラえもんとちょびっツで乗り換えた壁だ
ニコニコ・コメント見てると結構「俺ドリ系だわｗｗｗ」みたいなセリフがあって面白い
このアニメの中では、ロボットが好きだ、という人間はドリ系という言葉で差別される。
少子化の原因にされたりもしている。
しかし、ロボットを好きになるというのは、そう不自然なことじゃないように思える。
ピュグマリオンあたりから現代にいたるまで脈々とそういうモノがあり続けているし。
イナバは「愛したいものを愛してればいい、他人に迷惑かけない限りは」という考えなのでドリ系は全然おｋ。
セックスパートナーも機械で代用できるようなら、人間関係というものがどう変化するだろうか。
愛とか憎しみとか他人を傷付けかねない感情をすべて機械に向けて、ほかの人間には優しく接することができないだろうか。
機械が人間関係から生まれるストレスや充足感を提供することで社会はどう変動するのか。
イナバはこんなことを考える。
しかし、このアニメの面白いところは、人間―機械の関係だけでなく、機械−機械の関係も描いているところだ。
ここまでくるともはや新しいヒトといった趣。
イナバはショゴスを思い出しましたが。
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